どんな施設か知っておこう! 今まで以上に身近な存在となる「介護付有料老人ホーム」とは?

入居時には選び方を考えましょう

介護付有料老人ホームは、介護スタッフや看護スタッフ、ほかの業務につく職員のほか、居室スペースの大きさやバリアフリー設備の完備など、さまざまな老人福祉法の定めによる基準をクリアしたうえで、都道府県から特定施設入居者生活介護の指定を受けた施設でなければなりません。

施設では、食事や健康管理などのほか、入浴やトイレの誘導などの介助、掃除や洗濯などの援助を介護スタッフや看護スタッフによりサービスを受けられます。このほかにも、身体機能回復や維持のための機能訓練指導員によるリハビリ、趣味の囲碁や書道などのサークル活動のほか、ほかの入居者とのカラオケなどのレクリエーションも楽しめます。

施設により大きく異なる点では、施設設備の充実度と言えます。たとえば居室にバストイレ付きのホテルライクな施設や機械浴設備が完備された施設、温泉付きの施設など施設によってさまざまな設備となっています。

それに伴い、入居時に必要となる入居一時金も高額となると言えます。そのほか施設には、自分で普段の生活を送れる健常者も入居できる混合型や医療機関と連携し持病のある方の医療ケアも行なえる施設など、複数のタイプがあります。

そのため、これから入居を考えている場合には、入居者の要支援や要介護の状況はもちろん、経済的なことや施設設備のほかにも入居条件など事細かい説明を受け、いくつかの施設との比較検討をしてから決めることが望ましいと言えるでしょう。